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先進企業視察①宮坂家具工芸
2006年 09月 27日
今回の「吉野初エコプロダクト」の商品開発を行う上で、協力をお願いする
先進企業の第1段として、京都嵐山にある宮坂家具工芸さんを視察させて いただきました。 宮坂さんは宮坂象嵌としても有名です。象嵌とは、木や金属を一つ一つ切り 込み嵌め込むという、日本古来からの伝統工芸の手法を受け継ぐ技術です。 宮坂さんは、これら象嵌他螺鈿加工・漆・蒔絵・緊迫の伝統を守りながら、 その技術にとらわれることなく自由な発想で、現代人のニーズにあったモノ づくりを行われています。 ショールームでは、天然の木を裁断し、職人が手織りで一本一本織りあげた 素材(華織木/特許製法)でロールスクリーン・シェード・照明器具・衝立・ バッグなどの商品が展示されていました。 宮坂社長は、会社が持っている本来の技術(強み)を使って新たな商品が 出来ないかと考えていたところ、イタリアにいった際に日本の素材と伝統技術 が高く評価されているのを目の当たりにし、この技術を様々な所に活かし はじめたとお話されていました。 木を柔らかくする技術は、現代では様々な商品に活かされ、トヨタの車の内装 にも使われているそうです。 社長は、これらの材料となる木は100年以上の木でないと使えない。そんな 木材を使うとなると、無駄にしないように付加価値のある商品でないとダメ。 更に様々な別の素材との組み合わせが出来るのも木の魅力だと語っていただ きました。 100年以上かけて下草刈・幾度となく繰り返す間伐を経、丹精こめて育て上げた 吉野材は余すことなく使ってもらいたい。流した時間と人々の汗は正当に評価 してもらいたい。そのためには、新たな技術がどうしても必要です。多くの 優れた技術を持った企業さんの力を借りて新たなモノづくりを進めたいと、 この日の視察で意を強くしました。
by yoshinostyle
| 2006-09-27 09:21
| 吉野スタイル
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